つりイグアナ

釣り目問わず、釣り方問わず、釣りを目一杯楽しむ!(旧:イグアナのフカセ釣り)

今年のタチウオ

御前崎にて、タチウオ船に乗ってきました


タックルは今回初卸し、アリゲーター技研のLT8-180


合わせたリールはいつも通りフォースマスター2000だったんですが、リールシートがゴツいせいかリールがちょっとガタついたので、次回にはゴムシートを貼ってみたりしようと思います


仕掛けはダイワのワイヤー天秤にオモリが100号
集魚ライト無し
ハリスは2本針のワイヤー入り自作仕掛け


針にはタコベイトを付けるんだけど、集魚ライトがあるとタチウオがエサよりも天秤に寄っていく感じがしてるので、集魚ライトはあんまり使わないです
船長に言われたら付けれるようにタックルボックスの中には用意してあります


そんなわけで、午前1時過ぎに乗船、2時から釣り開始
席は右舷真ん中、船長室の隣でした
最初は上針が蓄光、下針がケイムラで試してみました


夜のうちはタナが上下するし、美味しい外道も釣れる時間帯なのでいろいろ探りながらやっていくと、2時半ごろに1本目、指2本のリボンサイズ


なのでそのまま大名卸しにしてエサへと加工しました
中骨がエサ持ちもよく食いも良いのでオススメ
身も支給品よりはエサ持ちが良いので、細いタチウオは締めて加工すると追加で支給品を買う必要が無くなります


この日はタチウオのタナが上下に分かれていて、上が細くて下が太いサイズの群れでした
上のタナは10mくらいまでありましたが、おしなべて細い
下のタナは40m前後で、指3本半〜4本くらい


食いが立ち始めてきた夜明け前
それまで上、上、上とこだわって釣ってたけど、あまりにもサイズが伸びないので諦めて、自分もタナを下げて釣ってました


ようやくまともなサイズが釣れるようになったところで日の出になり、一気に60m以下にタナも下がりました


日の出になっても食いが立ってたので、2本掛けを狙って頑張ってました
成功率は50%くらいの精度でした
あまり粘るとバレていくし、加えて初めての竿なのでアタリの感覚が掴めてなくて難しかったですね


2本掛けになると魚の引きも2匹分、重さも2匹分あるので、波の具合によっては巻きが止まったりドラグが出たりします


ただ、そんな中でやたらと上がってこない、なんならドラグがズルズル出てしまう状態になったので、良い型が2本付いたかな、と思ってたんです


上げてみると2本掛けには成功していて、上針には3本半くらいのまぁまぁのサイズ
下針には見たこともない太さのタチウオが付いてました
船に上げたところで針が外れたので、掛かりも浅く割とギリギリのところでした



まさかの指6本、重さも1.3kg


船長からも太鼓判のドラゴンサイズ
この日の船中最大でした


こういうのが釣れると、タチウオ釣りはやめられなくなりますね
次回のタチウオも楽しみになりました


最終本数は30本
竿頭は40本だったらしいので、まだまだ精進が必要ですね
自分のいた右舷では自分が一番釣ってたんですけど、どうやら当たりは左舷だった様子
潮と風から潮上を見抜く知識もまだまだ未熟なのを見せつけられましたね


最後に、今回初卸し、アリゲーター技研LT8-180について個人的な感想を


グラス無垢の高級ロッドですが、値段の主な理由は装飾とガイドです
一応、材料のグラスファイバー(ガラス繊維)も良いやつ使ってるらしいですが、あのウレタン塗装加工の手間をみるに10万のうち塗装工賃で結構掛かってる気がします
あとガイドとこの取り付けだけで3〜4万しますね、これ


アリゲーター技研さんのこれの利益率どんなもんなんだろうか


肝心の使い心地について
対応オモリが15〜80なんですけど、天秤に付けてたのは100号
先から5分6分曲がり込んでる感じで、思ったより曲がってない印象でした
掛けるまではカーボンの長尺竿よりも入りが良く、ノセるのがとてもやりやすかったです


柔らかいロッドで分かりやすい食い上げは予想通りアタリもしっかり分かりました
それにアワセられるかはまた別の話ということで


アワセについては、今回タチウオだったということで特に思ったんですが、アワセがロッドのしなやかさに吸収されてる感じがありましたね
アワセる方法はロッドを高く上げつつ電動リールの高速巻きを入れる巻き合わせというヤツです
このアワセの時にはロッドが根元近くから曲がりはするものの、重さがあまり手に来ない気がしました
カーボンと違って反発が少ないからかな


やりとりなんですけど、これこそグラスロッドの真骨頂
全くバレない
それこそ指6本なんて掛かりが浅かったのにきれいに上がってきました
ポンピングも試してみましたが、ロッドの追従性能というよりは曲がり込みがありすぎて、そんなに効果がない印象でした
少ししか巻けないからテンションが抜けなくてバレにくいってのはあるかも知れません


最後に取り回しですが、2m未満のショートロッドは無敵ですね
インターラインの船竿使ってる人もいましたが、180くらいならロッドキーパーに置いたままなんとかできてしまうのも良い
カーボンの万能ロッドは250前後くらいだと思いますが、グラスロッドなら160でも良さそうですね


そう考えるとアリゲーター技研のEmma160(旧Alligator160)って、もしかして最強なのか?
ちょっと硬いから、上限80号くらいの硬さに変更して注文すると良いかもしれません


初のフルグラスロッドということでいろいろ慣れないといけない点が多くて、まだまだ使い込んでいかないとわからない部分は多い気がしてます
魚はバシバシ釣りましたが鱗のある魚が釣れてないので、この竿の鱗付けは少し先になりそうかな